西 温子さん(Iターン)

西 温子さん(39歳)

西 温子さん

【 西 温子さん 】

2016年福岡市からIターン
家族構成:夫婦・子ども1人(4歳)
職業:おきのえらぶ島観光協会職員

■ 自然豊かなところで子どもを育てたい

結婚した当初から「いつか、田舎で暮らしたいね」と夫と話していて、子どもが生まれてから、移住を本格的に考えました。私も夫も島旅好きでしたので、「移住するなら島がいいな」と思っていました。

島イメージ

【 沖永良部島の風景 】

それぞれ行ったことがある島を挙げて、南の島がいいね、観光地化されてなく手つかずの自然が残っている島で子どもを育てたいね、ハブがいない島がいいね、と条件を出していくとトカラ列島と奄美群島に絞られ、最終的には沖永良部島と与論島に落ち着きました。

■ 移住体験ツアーに参加

インターネットで情報収集を始めると、”沖永良部島の移住体験ツアー参加者募集!”の記事を見つけ、すぐに申し込みました。タイミングがよかったです。
子どもがまだ小さかったため、夫が1人で2015年11月の移住体験ツアーに参加しました。

移住体験ツアー

【 移住体験ツアー 】

2泊3日の移住体験ツアーは、住宅、子育て環境、スーパー、病院などを見学、先輩移住者との交流と盛りだくさんの内容で、移住を具体化するための確認ができました。

【 移住体験ツアー 空き家見学 】

移住体験ツアーで案内された住宅の中に、気になる物件があり、福岡に戻ってから不動産屋さんとメールと電話でやりとりをして住まいを決めました。住まいの確保は難しいだろうと覚悟していたので、幸先よく住まいが見つかり、沖永良部島に呼ばれたのかなと思いました。

■ 最悪なことを想定した上で移住

住まいさえ確保できたら何とかなると、夫も私も仕事を決めずに移住しました。
私自身は出産を機に仕事をやめ、出産後はパートタイマーの仕事をしていたので、1度リセットして新しいことを始めるいい機会でした。


島で苦労することもあるだろう、地元の人に受け入れらず、仕事も見つからず、半年くらいで貯金が尽きて福岡に戻るとことになるかもしれないと、最悪なことを想定しました。それがよかったのか、ストレスになるようなギャップは今のところありません。

■ 一歩引いた目線でおもしろいことを見つける

1週間に1回は、役場へ行き求人情報をチェックしていました。移住して2カ月くらい経ってから、夫が沖永良部島観光協会の求人を見つけてくれました。

おきのえらぶ島観光協会外観

【 おきのえらぶ島観光協会外観 】

6月初めに面接があり、その時に「島の人たちが、普通だと思っていることを一歩引いた目線でおもしろいことを見つけて、それを観光に活かしたい」と話したことを思い出しました。

観光協会で働く西さん

【 観光協会で働く西さん 】

6月で2年目に入ります。主な仕事は、観光案内所の運営、物産の販売、民泊・レンタカーの手配、イベント運営のサポートです。観光客を含め、島内外いろんな方と知り合えるのが楽しいです。

福岡からいらした女子旅の皆さん

【 福岡から来島された女子旅の皆さん 】

昨春に作った観光ツアープログラムが、今年のゴールデンウィーク頃からお申込みが増えてきて、手ごたえを感じています。
最も人気がある「ちゅら玉づくり体験プログラム」は、島を訪れたお客さんが、島のものを記念に持って帰れるといいな、沖永良部島ならではの体験プログラムを作りたいと思ったのがきっかけです。

体験プログラムちゅら玉づくり

【 体験プログラムちゅら玉づくり 】

体験プログラムで作ったちゅら玉

【 体験プログラムで作ったちゅら玉 】

おきのえらぶ島観光協会HP
おきのえらぶ島観光協会Facebook

■ 子ども・先生・地域の距離が近い子育て環境

移住体験ツアーで夫が見学したのは、児童数が多いこども園でしたが、福岡で通っていた保育園は、クラスメイトが少人数だったこともあり、小規模のこども園を第一希望にして、移住前に入園の申し込みをしました。
移住後、改めてこども園に見学に行き、広々とした園庭で子どもたちが楽しそうに走り回っているのをみて、ここに決めてよかったと思いました。

国頭こども園

【 国頭こども園 】

こども園運動会の様子

【 園庭で運動会の練習 】

福岡では、時間に追われながらの送り迎えの日々でしたが、島ではのんびりとした雰囲気があり、親同士で子どもの様子など話しています。子どもと先生の距離が近いのもいいですね。
娘から「今日、だれだれ君の牛小屋に行った」「だれだれちゃんのおばあちゃんから、アメをもらった」といった話を聞くと、子どもも馴染んでいるなと安心します。

■ 気になることは医療面

移住して5カ月後くらいに、娘が鼻にシーグラスを詰めて取れなくなり、1週間近く仕事を休み沖縄の耳鼻科まで行きました。島に耳鼻科があれば、時間とお金を掛けずに済んだのにと思った出来事でした。

出産は、リスクがあると臨月になる前に島外の産婦人科に通院するか、島外の実家に戻って出産するという話を聞きました。
医療に関しては不便だということを、承知の上で移住してきたので、健康面には気をつけています。

ハイリスク妊産婦旅費助成制度について

■ ダメだったら戻ってやり直せばいい

実際に暮らしてみないとわからないことだらけです。移住してきて、描いていたくらしと違うと感じたら、戻ってやり直せばいいと思っています。


この島には、おもしろい素材がたくさんあり、その素材をどうするのかは、自分自身だと思っていて、それを楽しめたら、島で暮らしてていけるのかなと思っています。

※記事は2018年5月取材のものです。

2018/08/13