島の仕事レポート

仕事レポート:あいことば学習室 室長 林 秀地(はやし ひでち)さん

仕事レポート:あいことば学習室 室長 林 秀地(はやし ひでち)さん

島の子どもたちに英語のおもしろさを伝えたい、英語を好きになるきっかけになればと、移住2年目に英語塾「あいことば学習室」をオープンした林さんにお話を伺いました。どのこのだれだかわからない人がやっている塾に、果たして子どもたちが来てくれるのだろうか危惧していたそうですが・・・

林 秀地さん

【 林 秀地さん 】

直感で移住を決める

移住3カ月前に、妻の実家近くの多機能型施設で職員を募集しているという話を聞き、2018年4月に沖縄から島へ移住しました。
これまでの人生において、直感でいいと思ったことを選択してきたので、移住することに戸惑いはありませんでした。

林 秀地さんファミリー

【 林 秀地さんファミリー 】

「孟母三遷」の教えのように

3カ月という短期間で移住に踏み込めたのは、一箇所に定住するという意識がなかったのと、子どもの教育に適した環境を選んで住まいを三度変えたという「孟母三遷」の教えのように、子ども達にとってより良い環境があれば、躊躇なく他に移ってもいいと思っていたからだと思います。

英語のおもしろさを伝えたい

移住して半年経った頃から、島の子どもたちに英語のおもしろさを伝えたいという思いが強くなり、移住のきっかけになった多機能型施設を辞めて、沖縄でやっていた英語塾を始めることにしました。

あいことば学習室の外観

【 あいことば学習室の外観 】

英語が公用語だからというわけではなく、英語の考え方、特性を学ぶことによって自分で考える習慣をつけてもらいたいと思いました。

移住1年後に「あいことば学習塾」をオープン

どこのだれかわからない人がやっている塾に、果たして子どもがきてくれるのか不安でした。一方で、体験すればリピーターになってもらえる自信がありましたので、アンケートに回答いただく条件で1カ月間の無料体験を設けました。

2020年から小学校英語が始まるので、タイミングがよかったのもあり、ほとんどの方に継続していただきました。滑り出しは思っていた以上に良かったです。

今年の4月から本格的に授業を始め、3カ月が経ちました。現在、60名近くの子どもたちが通っていて、週に20~25コマやっています。

英語を好きになるきっかけに

英語を好きになり、ある程度の会話力を身につけて、英語に親和性を持ってもらいたいと思っています。最終的には、外国に行っても通じる英語、かっこいい英語をしゃべれることを目指しています。

英語4技能と言われる、話す、聞く、読む、書くの読む、書くは学校でやっているので 、「あいことば」では聞く、話すに注力しています。

カリキュラムは3コース

未就学児を対象にした「よちよちコース」では、歌やダンス、ゲームを通じて英語に親しんでもらいます。

 未就学児の授業の様子

【 未就学児の授業の様子 】

小学生を対象にした「とことこコース」では、英語を体系的に理解できるように、身近な出来事と結びつけて学びます。
中学・高校生を対象にした「すたすたコース」では、なぜそう思うのかを英語で言えることを目指したカリキュラムとなっています。

授業はリラックスして

自分の部屋にいるようにリラックスして、英語に馴染んでもらいたいと室内を工夫しています。

あいことば学習室の室内

【 あいことば学習室の室内 】

「一番楽な姿勢で授業を受けていいよ」と伝えていて、ハンモックに乗ったまま授業を受ける子どももいます。
未就学児が多いので、子どもたちが普段遊んでいる玩具を用いたり、手作りの教材を使っています。

「Diversity for happiness」をポリシーに

「あいことば」のポリシーは、「多様性を認めてみんなで幸せになろう!幸せを多様化しよう!(Diversity for happiness)」です。

近所の公園でゲーム遊び

【 近所の公園でゲーム遊び 】

他人に共感する必要はなく、その生き方は自分に合わないと思ってもいい。ただし、合わない生き方をしている人を否定はしない。そのくらいのスタンスの方がお互い幸せになれるのかなと思います。英語をきっかけに、いろんな生き方を認めるようになったら、幸せになれると思っています。

WEBカメラで授業公開

教室のポリシーを理解してもらいたいのと、親御さんに安心してもらうために、WEBカメラで親御さんに授業を公開しています。
子どもたちが楽しんでくれて、その親御さんが喜んでくれると私自身も嬉しいです。

授業の様子

【 授業の様子 】

幸せを感じる生き方ができそう

島には、何かを始める時に、SNSよりも濃密な人とのつながりが生まれるという環境があります。慣れない方にとって、どうなのかなと疑問に思うこともあるだろうけど、意外に居心地がいいものだったりします。

沖永良部島の風景

【 沖永良部島の風景 】

インターネットや物流が発展した今、田舎でも、離島でも、スキルやアイデア次第で幸せを感じる生き方ができるのではないかと思います。移住して1年、今のところ、子育てもしやすいですし、日常生活も(台風時の停電を除く)不便を感じることもなく過ごせていて、移住して良かったなと感じています。

aicotobacs Instagram

あいことば学習室HP

※2019年6月取材

-島の仕事レポート
-, ,