島の仕事レポート

有限会社大福 大福和寛さん

2017/06/28

有限会社大福 大福和寛さん

大福さん

大福 和寛さん

島にドラッグストアを誘致

25歳の時に沖永良部島に帰ってきました。
実家が総合小売業をやっていて、新たに店舗を建てる計画がありました。

当時、大阪で店舗計画の仕事をしていた私が、店舗レイアウトや必要な什器、借入計画などを作成し、店舗完成まで立ち会いました。
親に「このまま島に居たらどうか」と言われ、それから14年経ちます。

大福さん

有限会社 大福の店舗 奥さんのゆかりさん

 

 

新店舗が完成して、移転という形で商売を再開しましたが、半年くらい経っても集客が少ない状況でした。
このままではいけないと思い銀行に相談しました。

その結果、今後需要が見込めるであろうドラッグストアが島になかったので誘致することに。
交渉には半年くらいかかりましたが、タイミングよく離島での出店を検討されていたので、テナントとして入っていただきました。

売ったら終わりではなく

今、取締役という立場ですが、父親のもと一緒に働いているので、未だに雇われている感がありますが、新しいことに取り組む前には、父親が判断できるような情報を揃えて相談しています。

大福さん

和寛さんのお父さん 利雄さん

自分の代になって始めたことがあります。
卒業して使わなくなった学生服をリユース用に引き取り、商品券に換えています。
また、不要となった体操服や開襟シャツは、農作業器機のメンテナンスをするときの油拭きに最適らしく、うちで回収して業者等へ提供することにしました。

子供達の楽しそうな姿を見てボルダリング

インターネットの普及、大型店舗の進出により消費者の選択肢も増え、さらには、消費に対する意識も変わりつつあり、従来通りの商売をやっていていいのだろうかという疑問もあります。

モノを介して人とつながりを持つことができるなど、お客様に購入していただくモノを通して、おもしろい物語がつくれるような提案をしていきたいと思っています。

1年前からは、ボルダリングを始めました。
2年前の花の島沖えらぶジョギング大会の体験コーナーで、ボルダリングを初めて見て、それから2か月後のチャレンジデーのプログラムに取り入れてもらいました。
子供達が楽しそうにやっている姿を見て「これだ!」と思い、店舗2階の壁を活用してボルダリングコーナーを作りました。

大福さん

店舗内に設置したボルダリングで遊ぶ子供たち

 

ボルダリングの利用客は、小学低学年の子供が8割ぐらいで、体験した子供たちは、ほとんどがリピーターになります。
口コミでどんどん広がってきていますね。

今後は、前職のアパレル業界のネットワークを活かし、ボルダリングと一緒にアウトドア系のファッションも提案していこうと思います。

町の御用聞きを目指していく

スポーツ推進委員、商工会青年部、社会教育委員、消防団など幅広く、10年近く活動をしており、地域活動にも積極的に参加しています。
地域の役に立ちたいという気持ちはもちろんですが、参加していると何が求められているかニーズがわかり、提案の機会がつくれると思うんですね。

1、2カ月に1回は、仕入れを兼ねて関西へ情報収集に行き、面白い”モノ・コト探し”をしています。
島の人に新しい”モノ・コト”を提供して、それを体験した島の人たちの生活が豊かになればと思います。
また、創業以来言い続けている「町の御用聞き」を目指していきたいと思います。

大福さん

スタッフの福さん

 

また、全く別の分野ですが、高校を卒業して島を離れた学生たちがアルバイトできる店を鹿児島市内につくりたいと思っています。
これは、自分が島を離れ都会でくらした経験から思いつきました。

島の親御さんが安心し、自分たちも安心して仕事を任せることができる。
さらには、島の出身者が集まれる場所になる。いつかこの夢は実現したいですね。

有限会社大福
〒891-9122 鹿児島県大島郡和泊町玉城1753-1
TEL:0997-92-3939

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